アロマテラピー検定を通信や独学で学ばれている方、歴史は覚える事が沢山あるので、困っている受験生も多いのでは?
思うように勉強が進まない!覚え方が分からない!
そんなあなたへ、アロマテラピー検定の歴史人物とその覚え方、検定対策に必要な重要ポイントを解説していきます。
・アロマテラピー検定の歴史
・アロマテラピー検定対策&重要ポイント
・復習問題
アロマテラピー検定の歴史、このページの見方について
前回は、アロマテラピー検定の歴史「中世」編をお伝えしました。
アロマテラピーの歴史 覚え方
アロマテラピー検定の歴史では、
どんな植物が芳香として使われていたのか?
人物の名前とその著書は?
どんな名称で親しまれていたのか?
を覚えておきましょう。
「近代~現代・ヨーロッパ」では、
●精油を絡めて覚えること
精油のプロフィールに出てくる歴史は出題率が高いので、重要ポイントです。
覚え方は、頭文字を繋げたり自分なりに覚えやすく文を作ってみる事です。
また、歴史のエピソードやどんな書物だったのか?など、深く調べてみると記憶に残りやすくなり、覚えられますよ。
アロマテラピー検定の歴史 ヨーロッパ
アロマテラピー検定の歴史 16-17世紀 ハーバリスト
16世紀ー17世紀 ハーバリスト(薬草学の専門家)の黄金期が到来!
ジョン・ジェラート
ジョン・ジェラート(ハーバリスト)
自身の庭園をつくり、その植物を研究して本草書を書いた人物です。
著書:「The Herball(本草書)」
ニコラス・カルペッパー
ニコラス・カルペッパー(ハーバリスト、占星術師)
ハーブや薬草に占星術を加えた本。
著書:「The English physician」
現代のアロマやハーブの元となっている著書で、多くの人にハーブを広めた人物。
占星術とは➜太陽や月、星などの位置から未来を予測し、占うこと。
現代でもよく知られている星占いは占星術です。
アロマテラピーの歴史 18世紀
カール・フォン・リンネ
カール・フォン・リンネ(スウェーデン生まれ)
世界で初めて植物を分類した人物で、分類学の父と呼ばれています。
植物の学名を属名と種小名に分けた「二名法」を発案しました。
学名とは、植物をラテン語で表した、世界共通のなまえの事です。
精油のプロフィールに書いてある「ユーカリ」の学名は、
属名Eucalyptus種小名globulus
となっていますが、ユーカリの学名は他にも
という種類があります。
同じユーカリですが、精油の香りも成分も違うので、
その違いを、世界共通の名前をつけて分類しているのが「二名法」です。
どこの国の誰が見ても、「同じ植物」として判断されます。
プラントハンター
プラントハンター=植物学者
ユーカリ、ミモザなどをヨーロッパに紹介し、18世紀に活躍した。
他の国にある新しい植物を探し求める人のこと。当時、貴重な植物は高値で取引されていました。
現在でもプラントハンターがいるそうです。
ケルンの水
オーデコロン=ケルンの水「Eau de Cologne(フランス語)」から由来。
「ケルン」はドイツの製造地の名前。
「オーデコロン=ケルンの水」は、ベルガモットを中心として作られた世界最古の香水です。
最初はヨーロッパ貴族の間で精油が広まり、
その後、オーデコロンという呼び名で親しまれています。
精油のプロフィール、ベルガモット精油と関連づけて覚えましょう。
アロマテラピー検定の歴史 19世紀 合成香料
グラース=「香水の都」と呼ばれる。
芳香植物がグラースで生産され、香料産業で有名な場所となります。
その後、技術がさらに発達し、19世紀には合成香料が作られるようになりました。
練習問題
※解答は、このページの一番下にあります。
問題1
植物の学名を分類し、「二分法」の元となる学名を発案した人物とは?
問題2
17世紀末に誕生し、ベルガモット精油を中心としたオーデコロンの由来は?
問題3
植物の研究を行い、「The Herball(本草書)」を著者した人物はだれ?
まとめ
今回は、アロマテラピー検定の歴史「近代~現代」について、重要なポイントをお伝えしました。
歴史は少しずつ確実に、覚えていきましょう。
次は、「現代編」へ ≫
練習問題の解答
1カール・フォン・リンネ
2ケルンの水
3ジョン・ジェラード