植物が”精油(香り)”を作り出すしくみを知るためには、「植物のしくみ」を理解することが必要です!
なので、まずは植物の働きから学んでいきましょう。
今回は、
・精油グループ①きちんと知りたい、精油のこと「植物のしくみ」(16P)
・光合成、一時代謝、二次代謝
を解説していきます。
植物のしくみ
植物の働きには、一時代謝と二次代謝があり、精油は「二次代謝産物」です。
一時代謝とは、光合成を行うしくみのことで、
二次代謝とは、有機化合物を作り出すしくみのこと。
覚えてますか?理科の授業。
勉強中のひよ子
忘れたー!
では、一つずつ解説しますね^^
光合成とは?
簡単に言うと、植物が生きていくために必要なご飯を、自分でつくり出す働きのことです。
植物は、水と二酸化炭素で炭水化物を合成し、酸素を排出します。
植物が作り出す炭水化物とは、植物のご飯となる栄養素のことで、この炭水化物(ご飯)を作りだすには光が必要になります。
つまり、
光を浴びた植物が、水と二酸化炭素で炭水化物を合成して、酸素を排出する一連の働き。
この働きを「光合成」
植物が「光合成」することを、一時代謝と言います。
このように、
植物は、光と水と空気で自分の栄養素を作り出し、同時に酸素を排出しているのです。
そして、光合成で排出される酸素は、葉っぱの裏側にある「気孔」という小さい穴から排出されます。
絵美
植物の香りは、この気孔から出ているんですよ!
香りのある場所は「油細胞」
植物の香りは、植物の葉・根・茎・樹皮などにある「油細胞」という、雫のようなものとして存在しています。
この油細胞が気孔から出ることで、香りが放出されているのです。
ではなぜ、植物は香りを放つのでしょうか?
植物が香る理由
植物は周りの害虫から身を守り、生き残るために香りを発しています。
生きるために、自分で必要なご飯と、身を守る香りを作りだしているのです。
この香りを作り出すしくみを「二次代謝」、
精油(香り)のことを二次代謝産物と言います。
植物のしくみ まとめ
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